大規模保養施設「グリーンピア南紀」の跡地で再生事業を計画している中国系企業「香港ボアオ」が中国国務院(政府)の直属企業の系列会社であることがわかった。
☆香港ボアオ「中国政府系企業の関連会社」 (読売新聞・和歌山版)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/news003.htm
http://megalodon.jp/?url=http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/news003.htm&date=20070922143342
委員によると、第9回世界華商大会のホームページに、同大会のオフィシャルスポンサーになった香港ボアオの親会社についての記述があり、「中信国安グループによって経営されている」と記されている。同グループは、中国国務院の直属企業の子会社という。
《参考記事》
☆グリーンピア不可解売却 「怪しい中国人の裏人脈」 (4月19日の「日刊ゲンダイ」)
http://www.asyura2.com/07/senkyo33/msg/695.html
年金122億円をつぎ込んだグリーンピア南紀を格安で手に入れた中国系企業がペーパーカンパニーで、再建計画が頓挫。この怪しい会社に便宜を図っていたのが、二階俊博国対委員長(68)だったからである。
「グリーンピア南紀を買い受けた那智勝浦町は05年、『香港BOAO』という中国系企業と1億6000万円で賃貸借契約を結びました。しかも、10年後には丸ごと譲渡する“特約”付き。122億円の国民の年金をタダ同然で売り飛ばしたようなものです。この会社を選んだ理由は、地元選出の実力者・二階議員がオーナーと『友人』で、町側に紹介したからといわれている。しかし、この会社には実体がなく、親会社とみられる海南島のリゾート開発会社は80億円もの負債を抱えていました」(政界関係者)
(略)
日本からは中曽根元首相、翌年には小泉前首相が出席しました。
(略)
「どうしてのし上がってきたかは謎です。二階氏とは運輸相の時からの付き合いで、二階氏がつくった観光事業のシンクタンクの取締役に蒋氏の夫人が納まっています。タダ同然で売ったグリーンピア南紀の近くにはバイパスが走る計画もあります」(前出の関係者)
☆グリーンピア南紀の「頓挫」は当初の予定通りなのか (6月17日の「保坂展人のどこどこ日記」)
http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/8c18a6db2421a6a0255ef4bd57338429
実は、6月13日の那智勝浦町亀井産業課長とのヒアリングの中で、平成17年(2005年)に同町が香港ボアオと契約を結ぶはるか前に、グリーンピア南紀の運営当事者であった年金資金運用基金理事長を那智勝浦中村町長・亀井課長・蒋暁松(ボアオ代表)が連れ立って訪ねている事実を確認している。基金側は、近藤理事長・野末理事が面会している。平成16年(2004年)2月4日のことだった。蒋暁松氏が二階議員の紹介でグリーンピア南紀を訪れたのは、その10日ほど前の同年1月23日のことだった。
(略)
それから、9カ月後に那智勝浦町長は蒋暁松氏と二階経済産業大臣を大臣室に訪ねて、契約書を締結した。グリーンピア南紀の太地町部分を当初から放棄していたにもかかわらず、なせ(原文ママ)契約は行われたのか。ここに、鍵があるような気がしてならない。