2007年9月12日水曜日

〔ユーチューブ〕参議院の権限でテロ特措法延長を阻止することは可能

※ 著作権の関係で、遅かれ早かれ削除される動画である。

http://www.youtube.com/watch?v=LQTLDExQOg8

● 「衆議院2/3条項」(参院で否決されても衆院で再可決)を潰すウルトラCがある。中身だけ違う同じ名称の法案を参議院で先に可決させるのである。そうすると国会法の同一法案を審議せず(一事不再理)の規定に引っかかって、どちらも成立しない。

●  国会法56条の4

各議院は、他の議院から送付又は提出された議案と同一の議案を
審議することができない。

● 「給油を盛り込まない」テロ対策新法を参議院で可決すれば、自民党案のテロ対策新法が衆議院で可決されても「相撃ち」となり、今国会では成立しなくなるということ。

● 同一法案は審議せずの国会法の規定によって、予算以外の法案については、参院先議で先に通してしまえば、同一法案のため衆院差し戻しが無く、すべて廃案にできるということになる。

● 同一の議案かどうかを判断するのは議長である。諮問機関は議運。参議院の議長と議運は民主党が押さえている。

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もうひとつの「ウルトラC」としては、共産党を除く野党議員全員が辞表を提出する作戦もあることはある。

しかしながら、これは奇策すぎて「策士の策倒れ」的な空振りに終わる可能性も高いのではないかと見られる。