2007年10月13日土曜日

社民党機関紙に連載の「雨宮処凛」コラムはなかなか面白い

社会新報「文化人コラム」より。

経済的に追い詰められた低所得層が政治に対して最優先で求めているものは、憲法9条の維持などではなく、「明日のメシ」であるということを踏まえての言説は説得力に富む。

なお、社民党はこのような読み応えのあるコラムがRSS

http://ja.wikipedia.org/wiki/RSS

を吐き出してサイトの更新情報を通知するように、ユーザーフレンドリーな配慮をすべきであろう。

● 第1回 ワーキングプアの逆襲
http://www5.sdp.or.jp/central/shinpou/karin/index.html

● 第2回 見えない戦場
http://www5.sdp.or.jp/central/shinpou/karin/karinn02.html

私の知人は、戦争中のイラクで、連日イラク人のデモを見た。彼らの訴えは「メシをよこせ」「仕事をよこせ」「住む所をよこせ」という最低限の生存にかかわるものだったという。

● 第3回 選挙難民
http://www5.sdp.or.jp/central/shinpou/karin/karinn03.html

実はネットカフェ難民以外にも、「選挙難民」と言うべき人は多い。それは製造業の現場を転々とせざるを得ない派遣、請負の人たちだ。現在、製造業で働く派遣、請負の若者は100万人ともいわれている。

彼らの多くは地元を離れ、見知らぬ土地で寮生活をしている。住民票など滅多に移さない。なぜなら、短期雇用でいつ「契約終了」となってしまうのか分からないからだ。いちいち住民票を移していたら面倒でしょうがない。稼ぎにきているので、わざわざ投票のために地元に帰る経済的、時間的余裕のある人も少ないだろう。