2007年11月1日木曜日

〔防衛利権メモ〕守屋武昌氏と小泉純一郎元首相との濃厚なパイプ

☆異例の4年目 守屋防衛次官は霞が関のドン (2006年7月24日の日刊ゲンダイ)

http://www.asyura2.com/0601/senkyo24/msg/505.html

「守屋氏といえば、今や、防衛庁のドンというより、霞が関のドンですからね。ヘタな政治家よりも断然、力を持っている。米政府内でもモリヤといえば、有名です。小泉首相の訪米にも同行し、米側を驚かせた。防衛次官がついてくるなんて、異例中の異例だからです。そんな“実力者”が異例の4年目に入る。もう独裁でしょうね。防衛庁のやりたい放題が始まるのではないですか」(永田町関係者)

守屋氏といえば、普天間基地移設交渉の際に、米側が主張し、外務省も了承していた浅瀬案を蹴っ飛ばし、沿岸案で決着させたことでも有名。そんなことから、外務省は「コノヤロー」なのだが、逆らえない。守屋氏には官邸の後ろ盾があるからだ。

「豪快タイプだが、これと思った政治家には細心の気配りで尽くす守屋氏は小泉首相はもちろん、飯島秘書官とも極めて太いパイプがあるんです。山崎拓や久間章生ら防衛族の実力者ともイイ。守屋氏の続投に他省庁は衝撃を受けていると思いますよ」(霞が関幹部)

誰も逆らえない守屋氏は、気に入らない部下は平気で更迭してしまう。
今年1月、在日米軍再編問題の担当だった山内千里防衛局次長が突然、防衛医大に飛ばされたのは語り草になっている。防衛庁内も守屋続投に揺れている。

「守屋続投は間違いなく、官邸人事ですよ。霞が関のドンを留任させることで、防衛庁を省に昇格させる。タカ派の安倍官房長官も守屋氏は手放せないと考えているのだと思います」(霞が関事情通)

防衛庁の役人がいつのまにか、霞が関のドンになっていたとは、恐ろしい話だ。

☆小泉純一郎とブッシュ 腹心の「メンフィスの盟約」 (日経ネット・プロの視点 2006年8月11日)

http://www.nikkei.co.jp/neteye5/shimizu2/20060810ne98a000_10.html

http://s03.megalodon.jp/2007-1101-0755-48/www.nikkei.co.jp/neteye5/shimizu2/20060810ne98a000_10.html

小泉訪米でもう一人、目を引く男の姿があった。防衛事務次官・守屋武昌が異例の首相随行を果たしたのだ。普天間飛行場の移設、海兵隊のグアム移転など在日米軍再編を巡る一連の厳しい日米交渉で、小泉は防衛庁長官・額賀福志郎と守屋に事実上の「全権委任」のお墨付きを与えて折衝させた。沖縄問題という厄介な国内政治問題が密接に絡んだため、水面下で飯島は相当な「アヒルの水かき」をした。その舞台裏と守屋随行の意味を最もよく理解していたのがホワイトハウスだったのである。

☆守屋氏きょう喚問 「一人を以て」栄光と堕落 (10月29日の産経新聞)

http://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/m20071029003.html



守屋氏の事務次官就任には自民党内にも異論が多かった。15年7月、石破茂防衛庁長官(当時)は別の人物の起用を固めていたが、官邸から圧力がかかったという。

当時はイラク復興支援特別措置法案の成立直前だった。7月18日の自民党総務会では野中広務元幹事長が「法案審議中に人事を行っていいのか」と激怒し、青木幹雄参院幹事長(当時)も「法案が通らなくてもいいということでしょうかね」と嫌みを言った。

官邸サイドでは、野中氏らが所属する橋本派(現津島派)が握る沖縄・防衛利権を剥奪(はくだつ)するには、野中氏と反目する守屋氏を起用するしかないと考えたようだ。



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